ドコモには、機種変更するときに使っていた機種を下取りに出すことができる「下取りプログラム」というサービスを利用することができます。
下取りプログラムを利用すれば、機種変更したら使わなくなる不要な機種をドコモで使えるお得なdポイントに還元することができてお得に機種変更することが可能です。
しかし、下取りプログラムの下取り価格は機種によって異なるので、
下取りプログラムは本当にお得か?
ガラケーも下取りに出せるのか?
など、下取りに出すべきなのか悩んでいる人も多いと思います。
下取りプログラムとはどのようなプログラムなのか、下取りに出せる機種は限られているのか、下取りプログラムについて詳しく解説していきます。
ドコモの下取りプログラムとは?
ドコモの下取りプログラムとは、今使っているスマホやケータイを機種変更時にドコモに下取りに出すと、スマホなどの購入代金から最大68,400円を割引くプログラムです。
下取り金額は、機種変更やオプション品の購入、街角で買い物するときに利用できるdポイントで還元されるので、下取り価格より安い機種を購入しても差額分は別の買い物などに利用することができますよ。
下取りプログラムの適用条件
適用条件
スマホやケータイなどをドコモで購入するときに、対象端末を下取りに出すこと
dポイントクラブ/ドコモビジネスプレミアクラブに加入していること
下取り条件を満たす対象機種であること
ドコモの下取りプログラムは、以上の3つの条件をクリアすることが条件となります。
下取りプログラムは、いつでも申込みができるプログラムではありません。
新しくドコモで機種を購入するときに、今まで使ってきた古い機種を下取りに出すことができるのです。
したがって、機種変更時に下取りプログラムを申込みしなければ利用することができず、機種変更した後に申込むことはできないということになります。
下取りプログラムは、ドコモで利用できるdポイントで還元されるため、dポイントクラブまたはドコモビジネスプレミアクラブに加入していないと利用することができません。
dポイントクラブは無料で加入できる会員サービスです。
加入していない人は、機種変更する前に加入手続きを行っておきましょう。
下取り条件
下取りプログラムは、下取りに出す機種に対する条件もクリアしていないと利用することができません。
ドコモの端末の場合
下取り申込みをする回線の機種購入履歴に下取りに出す端末が登録されていること
下取りに出す端末に不備・不正や購入代金の未払いがないこと
下取りに出したい機種がドコモの端末だった場合は、ドコモにその機種を購入したという購入履歴が登録されている機種に限ります。
ドコモの正規販売店で購入すれば、必ずドコモには購入した機種の情報が登録されています。
中古店やオークションで購入したものや、知人から譲り受けた機種の場合は、ドコモの購入履歴に情報が残らないので、そのようにして手に入れた機種の場合は下取りプログラムを利用することはできません。
購入代金の未払いがあるときも下取りプログラムは利用することができないので注意してくださいね。
他社の端末の場合
下取り申込みをする機種が正規販売店で購入した端末であること
ドコモで新規契約すると同時に、ドコモの端末を購入して下取りプログラムに申込むこと
他社からドコモに乗り換える場合は、他社の端末を下取りに出すこともできます。
その場合は、他社の正規販売店で購入した機種のみ下取りに出すことが可能です。
また、ドコモで契約するときは、新たにドコモで端末を購入して、それと同時に下取りプログラムに申込みをしなくてはなりません。
ドコモで契約するのにSIMのみ契約では下取りプログラムに申込むことはできないということです。
共通の条件
下取り申込み機種にネットワーク利用制限がかかっていないこと
下取り申込み機種が基盤破裂や機種判別不可でないこと
下取り申込み機種の一部の部品のみではないこと
下取り申込み機種に記録しているメモリ/データが削除されていること
改造していないこと
申請者が下取り申込み機種の所有権を有していること
ドコモの機種でも他社の機種でも、以上のような場合は下取りプログラムを利用することはできません。
ドコモの下取り対象機種
対象機種
- ドコモのandroidスマホ・タブレット・ドコモケータイなど
- 他社androidスマホなど
- iPhone・iPad
ドコモの下取りプログラムの対象機種は、ドコモのandroidスマホやタブレット、ケータイならほぼすべての機種が下取り対象に含まれています。
なので、FOMA回線のガラケーでも下取りに出すことができますよ。
iPhone、iPadならSIMフリーモデルも下取り可能です。
下取り価格については、対対象機種によって異なりますし、画面が割れている場合や機能不良が見つかった場合でも下取り価格は変動します。
ドコモ下取りプログラムの申込み方法は2種類
下取りプログラムは、「ドコモショップ」、「ドコモ取り扱い店舗」、「ドコモオンラインショップ」で申し込むことができます。
申込み方法
店頭方式
郵送方式
申込み方法は、機種変更したその場で買い取って貰う店頭方式と、後日郵送で行う郵送方式の2種類があります。
店頭方式と郵送方式の違いは、
ポイント
その場でポイントが貰えるか後日貰えるか
という違いがあります。
オンラインショップで機種変更など、店頭で下取りする機種を預けることができない場合は「NTTドコモ下取り窓口」に郵送での対応となります。
その場合は、機種変更するその場でポイントが貰えないので、機種変更の割引に利用できないということになります。
機種変更の割引にポイントを利用したいなら店頭で下取りに出す必要がありますよ。
店頭方式、郵送方式どちらを利用しても下取り価格に違いはありません。
下取りプログラムの流れ
下取りプログラムはどのような流れで手続きしていくのか、店頭方式と郵送方式に分けて紹介していきます。
店頭方式の場合
機種変更するその場で検品し、下取り機種を預ける
店頭方式の場合は、ドコモショップや家電量販店で機種変更するときに、下取りプログラムに申込みします。
その場でスタッフが機種の状態などを検品し、下取り価格を決定します。
その後機種変更を行ったら、データを移行して下取りに出す機種のデータなどをすべて初期化して店頭に預けます。
郵送方式の場合
下取りプログラムに申し込み後、1週間程度で送付キットが自宅に送られてくる
↓
データを初期化した端末を送付キットに入れてポストに投函する
↓
下取り対象機種が「NTTドコモ下取り窓口」に到着後、検品を行う
↓
不備がなければ検品終了翌日に一括でdポイントが付与される
郵送方式の場合は、機種変更時に下取りプログラムに申込みします。
その後送付キットが送られてくるので、初期化した端末を送付キットに入れてドコモに送り返すと、後日dポイントが付与されます。
郵送方式の場合は、キットが届いてからドコモで検品が終了するまで、数週間の時間がかかる場合があります。
混みあっている場合は、ポイントが付与されるまでに1カ月程度かかる場合もあるようなので注意してくださいね。
ドコモで機種変更するなら下取りはするべきか?
ドコモの下取りプログラムについて詳しく解説してきましたが、
はてな
結局のところ、ドコモで機種変更するなら下取りはするべきなのか?
という点については、下取り価格が高い端末なら下取りするべきですが、ガラケーは下取りせずにオンラインショップで機種変更した方が得です。
先ほど解説したように、ガラケーを下取りに出すことは可能です。
ドコモの下取り対象機種は、公式サイトに掲載されている機種以外もほぼすべての端末が下取りに出すことができます。
しかし、
注意ポイント
公式サイトに掲載されていない機種の場合は、下取り価格は最低価格の100ポイントとなる
ということが表記されています。
掲載されている機種にFOMA回線のガラケーはないので、ドコモのガラケーを下取りする場合は100ptしか還元されないということになります。
最近発売されたばかりのXi回線のケータイは下取り価格は高いものもありますが、何年も前に購入したガラケーならほぼ間違いなく100ptにしかなりません。
そして、
注意ポイント
下取り価格が100ptの機種は店頭方式でしか下取りに出すことができない
ということも表記されています。
つまり、郵送方式でしか受付ができないドコモオンラインショップからの機種変更の場合は、ガラケーを下取りに出すことはできないということになりますね。
ガラケーから機種変更するなら下取りせずにドコモオンラインショップがお得
ガラケーは下取りに出しても100Pt程度にしかならないので、ガラケーからの機種変更なら、下取りに出せないドコモオンラインショップで機種変更することをおすすめします。
店頭で機種変更をすると、機種代金の他に頭金や事務手数料がかかります。
頭金はショップによって価格は違いますが、5,000円~10,000円くらいに設定しているショップが多いようです。
ガラケーからの機種変更の場合は、事務手数料が3,000円かかります。
オンラインショップなら頭金・事務手数料無料で機種変更ができるので、店頭で下取りプログラムを利用するよりも断然お得に購入することができますよ。
下取りではなく買取やオークションに出す方法もあり
下取りプログラム以外にも、ガラケーは中古販売店でもう少しいい値段で買い取って貰えたり、ネットオークションなどで高く売れる可能性もあります。
フリマアプリのメルカリでガラケーを探してみると、100円以上の価格で販売されていて意外と売れているものも多くありました。
ネットのガラケー買取業者では、ガラケーを100円~数千円で買取しているところもたくさんあります。
下取りプログラムを利用して頭金と事務手数料を余計に支払うくらいなら、下取りプログラムが利用できないオンラインショップで頭金・事務手数料で機種変更して、その後自分でフリマに出したり、中古店に買い取って貰った方がお得ですよね。
ドコモ下取りのまとめ
ポイント
下取り価格が高い機種なら下取りはするべき
ガラケーは申込み可能だが、下取りに出してもあまり得にはならない
ドコモで機種変更するなら下取りはするべきなのか、ガラケーでも下取りに申込むことができるのか、ドコモの下取りプログラムについて詳しく解説してきました。
ドコモの下取りプログラムでは、スマホやタブレット、ガラケーなど、ドコモで販売していた機種ならほぼ全ての機種を下取りに出すことができます。
人気のある機種なら最大68,400円で下取りに出すこともできるので、機種によっては下取りに出した方がお得です。
しかし、FOMA回線のガラケーについては、下取りに出してもたったの100ptしか貰えませんし、店頭方式でしか下取りに出すことができないため、オンラインショップで機種変更するなら下取りプログラムは利用することができません。
オンラインショップで機種変更すると、頭金・事務手数料無料で機種変更することができるので、店頭よりも安く機種変更ができるというメリットがあります。
ドコモで下取りに出さなくても、中古店で買取ってもらうこともできますし、フリマアプリやネットオークションで販売することもできます。
ガラケーから機種変更するなら、無理して下取りには出さずにオンラインショップで機種変更することをおすすめします。