高齢者のスマホと言えばらくらくスマホが人気ですが、2020年6月25日発売のarrows Be4も、らくらくスマホと同じくらい操作が簡単で高齢者にピッタリなスマホです。
ポイント
拡大表示ができる
シンプルで使いやすいシンプルモード
MIL規格にも対応した耐久性の高い本体
シンプルで簡単にキレイな写真が撮影できるカメラ
健康管理に役立つアプリ
など、らくらくスマホmeとarrows Be4には、高齢者が使いやすい便利な機能な多数搭載されています。
らくらくスマホmeとarrows Be4のどちらが高齢者におすすめなのか、それぞれのスペックや機能、特徴を比較しながら解説していきます。
そろそろ家族のケータイを買い替えたいと考えているご家族の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
らくらくスマホmeとarrows Be4のスペック・機能・特徴を比較
らくらくスマホme | arrows Be4 | |
本体サイズ(高さ×幅×厚さ) | 約143mm×70mm×9.3mm | 約147mm×70mm×8.9mm |
重量 | 約143g | 約144g |
バッテリー容量 | 2,110mAh | 2,780mAh |
ディスプレイ | 4.7インチ有機ELディスプレイ | 5.6インチ有機ELディスプレイ |
CPU | - | SDM450 |
RAM容量 | 3GB | 3GB |
ストレージ容量 | 32GB | 32GB |
外部メモリ | microSD 400GB | microSD 1TB |
カメラ | 1,310万画素 | 1,310万画素 |
インカメラ | 500万画素 | 810万画素 |
防水・防塵性能 | IPX5/8・IP6X | IPX5/8・IP6X |
MIL規格 | 23項目 | 23項目 |
ワンセグ | 対応 | 非対応 |
おサイフケータイ | 対応 | 対応 |
生体認証 | 非対応 | 指紋 |
らくらくスマホmeとarrows Be4のスペックや機能、特徴について比較していきます。
デザイン・サイズ・カラーバリエーション
らくらくスマホme
持ちやすいサイズ
手に馴染む丸みのあるデザインを採用し、しっかりとした握り心地
カラーバリエーションはピンク、ブラック、ゴールドの3カラー
arrows Be4
幅70mmのスリムなデザインで、片手でも持ちやすいサイズ感
カラーバリエーションはパープル、ブラック、ホワイト、ゴールドの4カラー
本体サイズは、らくらくスマホmeとarrows Be4では、arrows Be4の方が高さがあるスリムなデザインになっています。
幅はどちらも70mm、厚さもらくらくスマホmeが9.3mm、arrows Be4が8.9mmと薄いので、片手で操作しても使いやすい大きさです。
どちらも高齢者が持っても違和感のない、シンプルで落ち着いたカラーリングを採用しています。
文字の見やすさ
らくらくスマホme
文字サイズがほかのスマホと比べて1.17倍大きく設定されている
最大1.35倍まで拡大することが可能
カメラキーを押してみたい場所をタッチするとおまかせズームが起動できる
arrows Be4
文字が小さくて見づらいときは表示をまとめて「大」サイズに拡大し、見やすいフォントに自動で切り替える「はっきり文字」
背面の指紋センサーに触れるだけでホーム画面やSMS画面などを最大5倍まで拡大できる「エクスライダー」搭載
らくらくスマホmeとarrows Be4のどちらのスマホでも、小さい文字を拡大して視力が落ちている高齢者でも見やすくなる機能が搭載されています。
らくらくスマホmeの「おまかせズーム」では、タッチした箇所の文字サイズなどに応じて素早く拡大表示することができます。
小さな文字は大きく、普通の文字はほどよく拡大されるので、拡大しても見やすいのがポイントです。
arrows Be4のエクスライダーでは、拡大したまま縦にも横にもスクロールができるので、文字を大きくした状態のままページ全体がチェックできます。
どちらの拡大機能も、本体の設定画面やメールの文字だけでなく、LINEアプリやウェブサイトの文字も大きな文字で見やすくすることができるので、どちらを選んでも文字が見やすくて快適にアプリやウェブサイトを閲覧することができますよ。
文字入力・かんたん操作
らくらくスマホme
らくらくスマホ独自のメニュー画面とタッチパネル
かんたん2タッチ入力や手書き入力に対応
らくらくワンタッチ検索
arrows Be4
シンプルモード搭載
かんたん電話・かんたん電話帳
文字入力や操作性については、らくらくスマホmeは独自のメニュー画面とタッチパネルを搭載することで、ガラケーからスマホデビューする高齢者でもスムーズに操作することができます。
独自のホーム画面には、アイコンは大きくて見やすく表示されていて、ボタンのような分かりやすく押しやすい見た目になっています。
らくらくタッチパネルは、触れると押すという違いをしっかり区別しているのが特徴です。
触ると白い枠が表示され、押し込むとブルっと震えて押し込んだことが分かります。
触っただけでは反応しないので誤操作を防いでいます。
文字入力については、ボタンを何度も押して入力するケータイ入力をもっと簡単にした2タッチ入力が利用できます。
ケータイで「お」を入力するには5回ボタンを押さなくてはなりませんが、2タッチ入力なら「あ」を長押しすると「あ~お」が横並びで表示されるので、2タッチで「お」を入力可能。
手書き入力にも対応で、紙に文字を書くように指で文字を書くだけで文字入力が行えます。
さらに、ウェブサイトの検索では、ニュースや動画、画像、旅行など知りたいジャンルを選択するだけで検索候補を絞りこむことができる「ワンタッチらくらく検索」機能も搭載。
インターネットで調べものをするときも、分かりやすくて迷わず調べたい情報までたどり着くことができますね。
一方で、arrows Be4は文字が大きく、表示が見やすく切り替わるシンプルモードを搭載しています。
シンプルモードでは短縮ダイヤルがホーム画面に配置されるので、よく電話をかける相手にはワンタッチですぐに電話をかけることができますよ。
シンプルで分かりやすい電話・電話帳も搭載しているので、初めてでも迷わず操作できます。
文字入力は、スマホの標準入力方法のフリック入力、初心者でも分かりやすいフリック入力ができるかんたんキーボード、ケータイキーボードから自分に合った入力方法が選択可能です。
安心機能・サポート
らくらくスマホme
らくらくホンセンター
迷惑電話対策機能
防犯ブザー搭載
arrows Be4
迷惑電話対策機能
データかんたんお引越し機能
電池長持ち充電機能
安心機能やサポート面についても比較していきましょう。
らくらくスマホmeでは、スマホの操作が分からないときはすぐに専門スタッフに教えてもらえる、無料のらくらくホンセンターが対応してくれます。
スマホを初めて持ったけど使い方がわからない
近所に教えてくれる人がいない
という人も、らくらくホンセンターをすれば、スマホの分からないことは何でも相談することができて安心ですよ。
迷惑電話対策機能にも対応。
電話帳未登録の番号から電話がかかってくると、発信者側にけん制メッセージを自動で伝えます。
電話帳に登録されていない番号に電話をかけると、音声認識技術で会話の中から還付金詐欺に関する特定のキーワードを抽出して、危ないシーンを端末が自動で察知。
危険だと判断した場合は、注意喚起を行ってくれます。
緊急時は本体側面に搭載したブザーを大音量で鳴らすことで、周囲に緊急事態なことを知らせることが可能です。
事前設定をしておけば、ブザーを鳴らしたと同時に登録してある相手に自動で電話をかけて緊急事態を知らせることもできますよ。
arrows Be4にも、らくらくスマホmeと同じ迷惑電話対策機能が搭載されています。
還付金詐欺や特殊詐欺などの被害を未然に防ぐことができますよ。
データかんたんお引越し機能では、これまで使っていたケータイやスマホから電話帳や写真などのデータを簡単に移行することができます。
arrows Be4では、バッテリーを長持ちさせる「電池長持ち充電機能」を搭載しています。
充電時に100%まで充電せずに、充電量を抑えてバッテリーの負荷を軽減。
バッテリーそのものの寿命を延ばすので、長く使い続けることができて安心です。
耐久性
らくらくスマホme
IPX5/8・IP6Xに対応した防水・防塵性能
MIL規格に23項目で準拠
arrows Be4
IPX5/8・IP6Xに対応した防水・防塵性能
MIL規格に23項目で準拠
防水・防塵、本体の耐久性については、同じ性能を搭載しています。
どちらもIPX5/8・IP6Xの防水・防塵に対応している上に、23項目でMIL規格に準拠しているので、衝撃や振動などにも強く、落としてしまっても壊れにくくて安心です。
泡タイプのハンドソープで丸ごと洗ってしまうこともできるので、常に清潔な状態を保つことができますよ。
健康管理
らくらくスマホme
・健康アプリ「ララしあ」がプリインストール
・血管年齢が測れる脈波センサー搭載
arrows Be4
健康アプリ「ララしあ」がプリインストール
カメラをで利用して血圧管理が可能
健康管理については、歩数や歩速、心拍数、睡眠、心の健康度、体のストレス、血管年齢などのバイタル情報を一元管理できる「ララしあ」アプリが、どちらのスマホにもプリインストールされています。
毎日のミッションをクリアするとポイントが貰えて楽しく続けられますよ。
らくらくスマホmeには、簡単に血管年齢を測れる脈波センサーが搭載されています。
いつでも背面のセンサーに指を触れるだけで血管年齢を測ることができます。
arrows Be4で対応している「ララしあ」では、血圧計の画面をスマホのカメラで映すと自動で血圧を記録してくれる機能が利用できます。
カメラ性能
らくらくスマホme
1,310万画素のシングルカメラ
花ノート
ポートレート機能
Live Auto Zoom
arrows Be4
1,310万画素のシングルカメラ
ポートレート機能
カメラは、どちらも1,310万画素のシングルカメラを搭載していますが、機能面ではらくらくスマホmeの方が初心者でも楽しく撮影できる機能が搭載されています。
花を撮影すると、花の名前を調べることができる花ノート機能や、一眼レフカメラのように背景をぼかした撮影ができるポートレート機能を利用できます。
動画撮影では、人が目で追うようにカメラが自動で被写体を追いかけ、滑らかにズームする「Live Auto Zoom」を搭載。
動く子どもやペットなどの撮影時も自然にズームした動画を簡単に撮影することができますよ。
arrows Be4でも、背景をぼかして撮影できるポートレート機能を搭載しています。
背景ぼかしレベルは簡単調整が可能で、被写体が映える美しい写真を自由に撮影可能です。
arrows Be4のカメラは、レンズを被写体に向けると自動でピントを合わせてくれるので、シャッターボタンを押すだけでキレイな写真が撮影できます。
写真撮影だけならarrows Be4でも簡単にキレイな写真が撮影できますが、動画撮影では、Live Auto Zoom機能が搭載されているらくらくスマホmeの方がブレずに簡単に撮影できますよ。
なので、動画も撮影する機会が多いなら、らくらくスマホmeを選んだほうがおすすめです。
アプリ
アプリの利用については、どちらもandroid OSを搭載しています。
Google Playストアから好きなアプリを自由にダウンロードして利用することが可能で、LINEやTwitter、ゲームも動画アプリもなんでも自由に使うことができますよ。
らくらくスマホmeとarrows Be4高齢者が選ぶならどっちがおすすめ?
らくらくスマホmeがおすすめなポイント
- 誤操作を防ぐらくらくタッチパネル
- 操作に迷っても安心のらくらくホンセンター対応
- 花ノートやポートレート撮影、動き回る被写体の動画が撮影できるLive Auto Zoom機能搭載
arrows Be4がおすすめなポイント
- 片手で簡単操作ができるエクスライダー機能
- シンプルモードで初めてでも迷わず操作ができる
らくらくスマホmeとarrows Be4では、高齢者が使うならどっちがおすすめなのか、スペックや機能、特徴などについて比較しながら解説してきました。
どちらも文字を拡大して表示ができますし、ホーム画面などが分かりやすいシンプルモードなどを搭載しているので、どちらを選んでも使いやすいと思います。
防水・防塵性能や落下の衝撃にも強い耐久性もありますし、迷惑電話対策機能などもしっかり対応しています。
どちらがおすすめなのかは人によりますが、強いて言うなら上記のポイントを考慮すると最適な方を選ぶことができると思います。
紹介した内容を参考に、自分にピッタリなのはどちらなのか検討してみてくださいね。