
実は、高齢者の間でiPhone 8を購入する人が増えています。
iPhoneシリーズは、操作が単純で子どもでもすぐに使うことができるためスマホが苦手な高齢者にも簡単に利用することができるからです。
というよりも、一部の高齢者にはらくらくスマホよりもiPhone 8がおすすめだという考えもできるんです。
シンプルな使いやすさや
アプリのセキュリティ面
利便性
アクティブシニア層であればらくらくスマホではなくてiPhone 8を購入するほうが満足度は高いかもしれません。
この記事では、iPhone 8とらくらくスマホ meのスペックや機能、価格などを比較しながら違いをお話しています。
iPhone 8とらくらくスマホ meのスペック比較一覧表
iPhone 8 | らくらくスマホ me | |
本体サイズ | 高さ138.4mm×幅67.3mm×厚さ7.3mm | 高さ143mm×幅70mm×厚さ9.3mm |
重量 | 148g | 143g |
ディスプレイ | 4.7インチ Retina HDディスプレイ | 4.7インチ 有機ELディスプレイ |
バッテリー | 1,821mAh 連続通話時間:14時間 | 2,110mAh 連続通話時間:13時間 |
メモリ容量 | 64GB | 3GB |
外部メモリ | 非対応 | microSDXC最大400GB |
カメラ | 1,200万画素 最大5倍のデジタルズーム 光学式手ぶれ補正 | 1,310万画素 電子式手ブレ補正 |
ビデオ撮影 | 4Kビデオ撮影 2倍の光学ズームイン | フルHD撮影 最大8倍のデジタルズーム |
防水・防塵性能 | IP67等級 | IPX5/IPX8・IP6X |
生体認証 | 指紋 | 指紋 |
ワンセグ | × | 〇 |
スペックが高いのはiPhone 8
iPhone 8とらくらくスマホ meのスペックを比較すると、本体サイズや重量、ディスプレイサイズ、バッテリー持ちなどについてはどちらもほとんど変わりません。
ワンセグ機能
外部メモリ
MIL規格23項目に準拠している
機能面を見ると、らくらくスマホ meの方がスペックは高いようにも見えます。
しかし、スマホの処理性能が高いのはiPhone 8です。
iPhone 8は型落ちといえば型落ちのiPhoneですが、iPhone 8に搭載されているプロセッサは当時の最高スペック。
処理性能が早く動作も安定しているということは、型落ちになった今でも変わりません。
アプリでゲームや動画を楽しみたいという人には、iPhone 8の方が処理性能が高いため、フリーズしたりすることなく快適に楽しむことができます。
らくらくスマホは外部メモリに対応
らくらくスマホ meにはmicroSDカードが対応しているため、本体の容量がいっぱいになってもmicroSDカードにデータを保存することができます。
一方でiPhone 8は外部メモリには対応していません。
本体容量は64GBもあるので写真や動画などのデータは、アプリの容量にもよりますが数千枚は保存が可能です。
また、クラウドというサーバー上にデータを保存しておくことも可能です。
高齢者が普通に使うのなら64GBでも十分間に合うと思います。
高齢者にiPhone 8を持たすメリット
iPhone 8の良い点
- 利用者が多い
- シンプルなホーム画面と単純な操作
- セキュリティの高さ
利用者が多いのでアドバイスを受けやすい
iPhoneシリーズは日本国内で最も利用者が多いスマホ。
高齢者の家族や親戚にiPhoneを利用している人がいる可能性が高いです。
iPhoneはApple社が開発から販売まですべてを1社で行っているため、どのシリーズを使ってもホーム画面やアイコン、操作方法や設定方法などに違いがありません。
なので、家族にiPhoneシリーズのどれかを利用している人がいれば、高齢者が利用するiPhone 8の操作方法や設定方法などはいつでも簡単に教えてあげることができます。
シンプルなホーム画面と単純な操作
androidスマホのソフトはGoogle社が開発したものです。
そのソフトを利用して各メーカーが独自に開発・制作をしています。
結果、androidスマホといってもメーカーによってホーム画面やアイコンの表示などはバラバラです。
アプリをインストールすることで、ホーム画面やアイコンをカスタマイズして利用。
独自の機能を搭載していることも少なくありません。
利用者以外がスマホの画面を見ても、すぐに操作方法を理解することができないということがあります。
一方、iPhoneシリーズのホーム画面は非常にシンプル。
ホーム画面のアイコンや設定画面などは自由にカスタマイズすることができないように元から制御されています。
ただ指でタッチしていくだけの直感操作でどのiPhoneも同じように使いこなすことができるように作られています。
iPhoneはカスタマイズ性がないだけに、1回iPhoneの操作方法を覚えてしまえば今後もずっとiPhoneで機種変更をしていけば操作に困ることがありません。
セキュリティの高さ
iPhoneに搭載されているソフトはとてもセキュリティが非常に高いです。
iPhoneで利用できるアプリに不正なものが混じっている可能性はandroidスマホに比べて低くなります。
androidスマホの場合は、Appleよりも審査が甘く公開されているアプリの数も多いです。
個人情報を抜き取ろうとするようなアプリだったりするような不正アプリも混在されていることもあるのも事実です。
iPhoneのソフトはアップデートのサポートも非常に長いため、型落ちのiPhoneを利用していても長い期間安定した動作で使うことができます。
現在の最新のソフトは2015年9月に発売されたiPhone6sまでサポートしています。
すでに5年も経過した過去のシリーズでも現役で利用することができます。
iPhone 8は2017年に発売されましたが、今後も最新のソフトで利用することが可能なので、長く利用することができます。
高齢者にらくらくスマホ meを持たすメリット
らくらくスマホ meの良い点
- 独自のホーム場面とタッチ操作
- 文字の拡大
- 迷惑電話対策機能
独自のホーム場面とタッチ操作
iPhoneとは違い、androidスマホの場合は独自の機能で簡単操作ができるホーム画面で使うことができます。
らくらくスマホ meは、高齢者のためのスマホとして開発されています。
高齢者が見やすいように大きく表示されたアイコンをはじめどこを触れば希望の操作ができるのかを分かりやすく表示させています。
ケータイからのはじめてスマホデビューということも想定しているため、ガラケーに近い操作ができるのが特徴。
タッチパネルは押し込むと押した感覚がわかる機能が搭載されていたり、指で触っただけでは反応しないように作られています。
「電話をかける」
「メールを送る」
「写真を撮る」
などといったガラケーで利用してきた携帯電話としての基本機能を利用する場合は、ワンタッチで簡単に利用することが可能です。
そういった携帯電話の機能さえ使えれば十分だという高齢者にはおすすめのスマホです。
文字の拡大機能で文字が見やすい
ガラケーのときもそうでしたが、高齢者になると文字が小さいと全く見えなくて不便だという人が多くなります。
そのため、iPhoneでもandroidスマホでも文字通常より大きく設定して利用することが可能になっています。
らくらくスマホ meではさらに大きく表示することができるようになっています。
ウェブサイトなどを閲覧していて文字が小さすぎるというときも、拡大鏡機能で見たいところを虫眼鏡のように大きく表示させることができます。
迷惑電話対策機能
近年、特殊詐欺などの電話を利用した詐欺が多発しているため、ケータイやスマホにかかってきた知らない番号からの着信には気を付けなければなりません。
らくらくスマホ meでは知らない番号からの着信の場合は、
自動で通話を録音
相手に録音していることを通知して牽制
利用者側にも注意喚起をするメッセージを表示
してくれる「迷惑電話対策機能」が搭載されています。
電話に出る前に詐欺の可能性を知らせることで、未然に被害を防ぐことが可能になりました。
iPhone 8とらくらくスマホ meの本体価格を比較
iPhone 8 | らくらくスマホ me | |
本体価格 | 58,520円(1,625円×36回) | 41,184円(1,144円×36回) |
他社からの乗り換え(3G以外) | -22,000円 | ― |
新規契約 | -16,500円 | ― |
他社3Gからの乗り換え | -22,000円 | -35,684円 |
FOMAからの契約変更 | -16,500円 | -35,684円 |
iPhone 8は58,520円
公式:ドコモオンラインショップ
iPhone 8の本体価格は58,520円。
36回の分割で購入した場合は月々1,625円の支払いととなります。
ドコモではiPhone 8を対象機種とした「はじめてスマホ購入サポート」「端末購入割引」の割引きサービスを提供しています。
FOMA回線のガラケーからの機種変更
他社からの乗り換え、新規契約
いずれかの場合には、16,500円~22,000円の割引きを利用することができます。
最大22,000円の割引きが適用になった場合は、36,520円で購入することができてかなりお得です。
らくらくスマホ meは41,184円
公式:ドコモオンラインショップ
らくらくスマホ meの本体価格は41,184円。
iPhone 8よりも約17,000円ほど安くなっています。
らくらくスマホ meは端末購入割引が適用になるため、
他社で3Gのガラケーを利用している人
ドコモでFOMAガラケーを利用している
条件に当てはまる場合は、本体価格から35,684円が割引きできます。
割引きが適用になると、5,500円で購入することができます。
iPhone 8が高齢者におすすめかは使い方による
iPhone 8がおすすめの高齢者の特徴
- アプリを使いたい
- カメラ性能がいいスマホがほしい
- 周りでiPhoneを利用している人がいる
iPhone 8は、ホーム画面や操作性がシンプルで分かりやすいということ。
周囲の人に使い方を教えてもらいやすく、カメラ機能がらくらくスマホよりも優れている点などを考えると、十分高齢者にもおすすめすることができるスマホであるといえます。
らくらくスマホ meは確かに高齢者に向けて作られているスマホなので、簡単に操作ができるような機能を搭載しています。
電話対策などの機能などもあって安心してスマホを持たせることができます。
しかし、らくらくスマホ meは基本操作が簡単に利用することができるだけで、アプリの操作などについてはホーム画面からは見つけにくくなっています。
アプリ自体の操作はらくらくスマホにしたからといって操作が簡単になるわけではありません。
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【本音】らくらくスマホにデメリットはないか?使いにくいと言われる理由を考えてみた!
iPhone 8では、電話やメールなどももちろんホーム画面のアイコンをタッチするだけで利用することが可能。
インストールしたアプリもホーム画面にすべて表示されるため、アプリを起動するのもワンタッチで簡単です。
高齢者にiPhone 8はおすすめであるまとめ
高齢者にiPhone 8がおすすめな理由
- カスタマイズ性がないだけに直感的に使える
- シンプルな操作性
- らくらくスマホと比べスペックが高い

