ドコモのらくらくスマホシリーズは、以前から何機種か発売されてきましたが、2017年に発売されたらくらくスマホ4と、2019年2月15日に発売されたらくらくスマホmeではどのような違いがあるのでしょうか?
らくらくスマホmeとらくらくスマホ4の違いについて比較してみました。
らくらくスマホの購入を検討している人は、ぜひ参考にしてくださいね。
らくらくスマホmeとらくらくスマホ4スペックを比較
らくらくスマホme | らくらくスマホ4 | |
本体サイズ | 高さ143mm×幅70mm×厚さ9.3mm | 高さ137mm×幅67mm×厚さ9.9mm |
重量 | 143g | 138g |
ディスプレイサイズ | 4.7インチ | 4.5インチ |
バッテリー容量 | 2,110mAh | 2,100mAh |
RAM | 3GB | 2GB |
ストレージ容量 | 32GB | 16GB |
カメラ | 1,310万画素 500万画素 | 1,310万画素 500万画素 |
らくらくタッチパネル | 〇 | 〇 |
らくらく独自音声読み上げ | 〇 | 〇 |
防犯ブザー | 〇 | 〇 |
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ディスプレイと本体の大きさ・重さ
らくらくスマホmeとらくらくスマホ4のディスプレイと本体の大きさや重さを比較してみると、らくらくスマホmeの方が少しサイズが大きくなっています。
幅は3mm、高さは6mmらくらくスマホmeが大きくなっていて、その分ディスプレイサイズも大きくなったようですね。
シニア世代が使うスマホとして作られていますので、画面はできるだけ大きい方が見やすいのではないでしょうか。
サイズが大きくなり、ディスプレイサイズも大きくなりましたが、厚さについてはらくらくスマホmeの方が薄くなりました。
手になじむ丸みのあるフォルムというのはどちらも変わりありませんが、らくらくホンmeの方が薄くなった分さらに手に持ちやすくなっています。
重さについてはらくらくホン4が148gだったのに対し、らくらくスマホmeでは143gということで5gらくらくスマホmeが重くなっています。
しかし、たったの5g程度なら二つを比べてもってもほとんど違和感がないくらいの誤差ですし、その分らくらくスマホmeは画面も大きくなっていますので、このくらいのサイズのスマホとしては標準的な重さというところですね。
バッテリー容量
バッテリー容量については、らくらくスマホmeが2,110mAhで10mAhほど大きくなっていますので、電池持ち時間もらくらくスマホmeは95時間以上になっているので、らくらくスマホ4の90時間よりも電池持ちがよくなっています。
さらに、らくらくスマホmeでは電池に優しい充電機能を搭載しているので、電池への負担を軽減させ、らくらくスマホ4に比べて劣化しにくくなっています。
ただし、らくらくスマホmeでは内臓式電池になりましたので、電池を交換する場合は修理センターでの対応となってしまったのが、少し不便に感じますね。
文字の見やすさ
らくらくスマホ4でも文字の表示は「小」「標準」「大」「より大」「最大」の4つの大きさから選択することができましたいし、コントラスト比も高くて白い背景に黒文字だったのでとてもはっきり見ることができました。
また、らくらく4ではサイドにあるカメラボタンを長押ししていると間は、画面の中心部を拡大表示してくれる「いつでもズーム」が搭載されています。
文字が小さくて見にくいウェブサイトなどでも文字を拡大することが可能でした。
らくらくスマホmeでも、もちろん同じように大きな文字とコントラスト比ではっきり見やすくなっていますし、アプリやウェブサイトを閲覧する場合は「おまかせズーム」機能でさらに文字を拡大表示することができるようになっています。
見にくい箇所があったら、サイドのカメラボタンを押してみたいところの画面をタッチするだけで瞬時に拡大することができますので、らくらくスマホ4の「いつでもズーム」のように長押しし続ける必要もありませんので、より使いやすくなっていますよ。
カメラ
カメラについては、らくらくスマホmeもらくらくスマホ4も1,310万画素の高画質カメラが搭載されていますし、インカメラも同じく500万画素のカメラが搭載されています。
画質や基本的な操作方法はほとんど変わりありませんが、らくらくスマホmeでは新たに「花ノート」と「ポートレート機能」が搭載されました。
「花ノート」は、花を撮影すると撮影した花の名前を調べることができる機能です。
さまざまな花を撮影し、自分だけのアルバムを作ることができますので、花が好きな人や写真撮影が好きなシニアにおすすめの新機能ですね。
「ポートレート機能」は、一眼レフカメラのように自動で背景をぼかして撮影することができる機能です。
ハイスペックスマホのiPhoneシリーズやXperiaなどさまざまなスマホで人気の機能なんですが、それがらくらくスマホmeでの簡単に使うことができるんですよ。
らくらくスマホでも一眼レフカメラのような魅力ある写真を撮影することができるようになるので、外出時にカメラを持ち歩いていないときでもいつでもカメラで写真を撮ることができます。
MIL規格
らくらくスマホme | らくらくスマホ4 |
・防水(浸漬) ・防水(風雨) ・防塵 ・防塵(風速あり) ・耐衝撃 ・耐振動 ・落下 ・塩水耐久 ・防湿 ・耐日射 ・耐日射(湿度変化) ・雨滴 ・熱衝撃 ・高温動作 ・高温動作(温度変化) ・高温保管 ・高温保管(温度変化) ・低温動作 ・低温保管 ・低圧動作 ・低圧保管 ・氷結(結露) ・氷結 | ・防水(浸漬) ・防水(風雨) ・防塵 ・耐衝撃 ・耐振動 ・耐日射 ・防湿 ・塩水耐久 ・高温動作 ・高温保管 ・低温動作 ・低温保管 ・低圧動作 ・低圧保管 |
らくらくスマホmeとらくらくスマホ4のどちらも防水・防塵性能にプラスして、さらに米国国防総省の調達基準であるMIL規格の検査基準をクリアしています。
らくらくスマホ4ではMIL規格14項目に準拠しており、単なる防水・防塵だけでなく、塩水や。高温動作、低温動作、衝撃などあらゆる過酷な環境でも動作することが可能です。
らくらくスマホ4の耐久性能だけでも日常生活なら十分ではありますが、らくらくスマホmeではさらにMIL規格23項目に準拠しています。
高温や低温、落下の衝撃などらくらくスマホ4よりもさらに細かい検査をクリアしているため、どんなに過酷な環境でも安定した性能がありますので、山や海などさまざまな場所に出かけてもスマホが壊れないか心配する必要がないほど頑丈なスマホです。
これだけ頑丈ですので、スマホが汚れたら石鹸で洗って汚れもキレイに洗い流すこともできますから、いつでも清潔なスマホを使うことができますよ。
らくらくタッチパネル
らくらくスマホmeでもらくらくスマホ4でも、初めてのスマホでも使いやすいタッチパネルを搭載しています。
らくらくスマホのタッチパネルは、他のスマホのようにただ触っただけでは操作が確定しません。
らくらくタッチパネルでは、アイコンをタッチすると触ったアイコンの色が変わり、まずはどこのアイコンを触っているのかを目で確認しておくことができます。
そのあと、アイコンを軽く押し込むようにすると指先に振動が伝わり、操作が確定します。
ケータイのボタンのように押し込んで操作をしている感覚があるため、どこを触ったのか分からなくなってしまったということを防ぐことができます。
音声読み上げ機能
音声読み上げ機能についてもらくらくスマホme、らくらくスマホ4どちらにも搭載されています。
音声読み上げ機能は、画面を指でたたくと画面表示を読み上げてくれたり、画面をなぞると画面の上にいけば低音に、下にいけば高音になるようなスクロール音が設定されているので、音でどのあたりの位置にいるのか確認することもできます。
ウェブサイトの文章を読み上げてくれる「web読み上げ」や読み上げをリピートしてくれる「リピート読み上げ」にも対応しているので、視力が低下していて画面の表示を見ることが難しい人でも音でサポートをしてくれますので、便利な機能ですよね。
ブザーや迷惑電話対策
防犯ブザーや迷惑電話対策など、さまざまな安心機能についてもらくらくスマホme、らくらくスマホ4どちらも対応しています。
サイドの「+ボタン」を長押しして開始ボタンをタッチすれば緊急時のブザーが鳴り、登録してある人に自動で電話をかけることが可能です。
万が一のときもいつでも誰かに助けを求めることができますので、シニアには防犯機能がついているらくらくスマホを持たせるのが安心ですね。
また、特殊詐欺などの迷惑電話対策機能にもどちらのらくらくスマホもしっかり対応していますので、知らない番号からの着信時は相手に録音するガイダンスを流し、らくらくスマホには警告のガイダンスを流してくれます。
通話については自動で録音を開始するため、後から確認のために何度も聞き返すことも可能ですので、事件に巻き込まれることがないように事前に対策することができますよ。
らくらくホンセンター
ドコモのらくらくホンには、らくらくホンの操作方法が分からないときや困ったことがあったときに相談することができる、「らくらくホンセンター」を利用することができます。
らくらくホンセンターは無料で利用することができ、専門のアドバイザーが操作方法をゆっくり丁寧に教えてくれますよ。
らくらくスマホmeにもらくらくスマホ4にもワンタッチで電話をすることができる専用アイコンがありますので、いつでも気軽に操作方法を相談することができます。
らくらくスマホmeはさらに使いやすくなった簡単スマホ
らくらくスマホmeとらくらくスマホ4の違いについて比較してきましたが、らくらくスマホmeはらくらくスマホ4のいいところをさらに使いやすくして操作がしやすいように進化した簡単スマホだと言えます。
画面の見やすさや使いやすさ、耐久面など、さまざまな性能がらくらくスマホ4でも十分良かったのですが、らくらくスマホmeではさらに使い心地までよくなっていますので、初めてスマホに触るシニアの人でも安心して使うことができるはずです。
らくらくスマホmeとらくらくスマホ4の本体価格の比較
らくらくスマホmeとらくらくスマホ4の本体価格の比較をしてみました。
本体価格 | 分割金/36回 | |
らくらくスマホme | 41,184円 | 1,144円×36回 |
らくらくスマホ4 | 30,096円 | 836円×36回 |
らくらくスマホ4は36回払いでの購入で、月々わずか864円。
らくらくスマホmeの場合は月々1,144円の負担となりますがさらに端末割引きも可能。
らくらくスマホmeは端末割引対象機種
はじめてスマホ購入サポート | -11,000円 |
端末購入割引 | -11,000円 |
らくらくスマホmeは、FOMA回線のケータイからの機種変更や、他社からののりかえの場合には、本体価格から11,000円割引きすることができるキャンペーンの対象になっています。
このキャンペーンはいつまで続くかわかっていませんので、キャンペーンがある今のうちに買い替えるのがおすすめですよ。
らくらくスマホmeとらくらくスマホ4の違いについてのまとめ
ポイント
・ディスプレイサイズが大きくなった
・カメラ機能がよくなっていて、花ノートやポートレート機能でより多彩な写真を撮影することが可能になった
・おまかせズームで簡単に文字を拡大することができる
・MIL規格に準拠している項目が増えた
・使いやすい便利機能などはどちらにも対応
らくらくスマホmeとらくらくスマホ4の違いについて比較してきました。
らくらくスマホ4はらくらくスマホmeよりも前に発売されたらくらくスマホで、使いやすくて人気のあるらくらくスマホでした。
らくらくスマホmeはそんな使いやすいらくらくスマホ4の便利機能や特徴などをそのまま採用している上で、さらに使いやすく、より安全に使えるように機能のレベルが全体的に底上げされているスマホです。
これかららくらくスマホ4の購入を検討していた人は、らくらくスマホ4はすでに取り扱いが終了していますが、現在販売されているらくらくスマホmeでも同じように簡単に使うことができますので、ぜひらくらくスマホmeの購入を検討してみてはいかがでしょうか。