ドコモでは2020年3月25日より5Gサービスの提供を開始しました。
5Gサービスでは今までよりもインターネットサービスがもっと便利で快適になるということが言われていることから、そろそろらくらくスマホに機種変更を検討している人の中には、もう少し我慢して5G対応のらくらくスマホが発売されたら機種変更しようかなと悩んでいる人もいると思います。
4Gのらくらくスマホで機種変更するよりも5G対応のらくらくスマホが発売されるまで待つべきなのか、5Gサービスについて調べてみました。
結論からお伝えしておきますが、らくらくスマホに機種変更を検討しているなら5G対応らくらくスマホの発売を待たずに、Xi対応のらくらくスマホに機種変更をしてしまうことをおすすめします。
らくらくスマホに機種変更を検討している人はぜひ参考にしてみてくださいね。
【2020年4月】らくらくスマホに5G対応機種はない?
ドコモで発表された5Gスマホ
- Galaxy S20 5G
- Galaxy S20+ 5G
- Galaxy S20+ 5G Olympic Games Edition
- AQUOS R5G
- Xperia 1 II
- LG V60 ThinQ 5G
- arrows 5G
ドコモから発売が発表されている5G対応スマホは、上記の7機種です。
なので、5G対応らくらくスマホは2020年4月現在では発売されていないということになります。
5G対応らくらくスマホが登場する可能性
ドコモでは、1999年かららくらくシリーズを販売し続けています。
最初はmovaから始まり、FOMA、Xiとサービスの変化に合わせて使いやすさを追求してきました。
なので、今後は5G対応のらくらくスマホが登場することは間違いないと思います。
ドコモでは毎年5月に夏モデル、10月に冬春モデルの発表を行っていて、今回発表されている5G対応スマホは夏モデルに位置付けられます。
したがって、今後5G対応らくらくスマホが発売されるとすれば早くても2020年冬以降となり、そこでも発表されなければ2021年以降に登場することになります。
ただし、発売時期は未定ですしいつ頃になるかもわかりません。
そもそも発売することも発表されていませんので、もしかしたら2年や3年経っても5G対応スマホが発売されない可能性も十分あり得ます。
5Gサービスとは?
そもそも5Gサービスとは何なのか、5G対応らくらくスマホが発売されるまで待つほどのメリットがあるのか調べてみました。
5Gサービスの特徴
高速・大容量データ通信
低遅延
多数接続
5Gサービスはこの3つが特徴の新しいデータ通信サービスです。
これまでの4G(Xi)サービスよりももっと速くて大容量なデータ通信を行えることにより、4Kや8Kなどの高解像度の動画配信やVR動画など、データ量が多くてデータ通信に時間がかかっていたコンテンツもたったの数秒でデータ通信を行うことができるようになります。
大容量のデータ通信が高速で行うことができるようになるため、データ送受信で起こっていた送受信の遅延も改善されます。
さらに一度にたくさんの機器と接続することも可能となり、リアルタイムでのオンラインゲームや自動運転技術の向上、遠隔治療などに活用されることが期待されます。
5Gスマホのメリット
5Gサービスを利用することにより、今までよりもデータ通信が早くなってさまざまなコンテンツを遅延なしで楽しめるということが5Gサービスの特徴ということになります。
その5Gサービスに対応したスマホを利用すると具体的にどんなメリットがあるのかが気になりますよね。
5Gスマホのメリット
- 通信が快適になる
- IoT機器と接続できる
5G対応スマホのメリットには、以上のようなことがメリットが考えられます。
5Gサービスのデータ通信速度は4Gスマホの約20倍と言われているので、今まで動画などのダウンロードに数十秒~数分かかっていたのが、たったの数秒でダウンロードが完了するようになります。
動画だけでなく、アプリやゲームなどのデータ通信速度も向上するので、インターネット通信を利用するサービス全般がデータ通信によるタイムロスを減らして快適に利用することができます。
そして、多数接続が可能となることにより、5GスマホとIoT対応家電を接続することでスマホを操作するだけでたくさんの機器を操ることができるようになります。
例えば、テレビやエアコンのリモコンはスマホですべて行えるようになり、外出先からお風呂のお湯張りや炊飯器の起動、洗濯機の起動など、家中の家電製品をスマホでワンタッチで操作ができます。
車でもIoT機器が搭載されるようになれば、スマホから操作するだけで車のロックをかけたり、エンジンをかけておいたりすることもできるようになりますよ。
自宅以外でも、病院や学校などあらゆる場所でスマホを利用することでさまざまな機器と接続した新しいサービスを利用することができるようになっていきます。
5G対応スマホに機種変更するデメリット
一方で、5G対応スマホに機種変更するデメリットもないわけではありません。
5G対応スマホのデメリット
- エリアが狭い
- 端末代金が高い
- 料金が高くなる可能性がある
- セキュリティ面の不安
エリアが狭い
2020年3月25日よりスタートしたドコモの5Gサービスは、現時点では全国各地の施設や一部の公共施設でのスポット利用になっています。
現在の4Gサービスのように、全国各地どこででも利用することができるようになるにはあと数年はかかる見込みですので、今機種変更しても5Gサービスを存分に利用することは難しいと言えます。
端末代金が高い
Galaxy S20 5G | 102,960円 |
Galaxy S20+ 5G | 114,840円 |
Galaxy S20+ 5G Olympic Games Edition | 未定 |
AQUOS R5G | 111,672円 |
Xperia 1 II | 123,552円 |
LG V60 ThinQ 5G | 114,840円 |
arrows 5G | 未定 |
現在ドコモで発売が発表されている5G対応スマホの端末代金です。
一番安い価格でもGalaxy S20 5Gの102,960円なので、5Gスマホの本体価格は4Gスマホよりもずっと高くなってしまいます。
もしも5G対応のらくらくスマホが発売されたとしても、同じくらいの価格での発売が想定されるため、今までのようには簡単に機種変更ができなくなります。
料金が高くなる可能性がある
ドコモの5G対応料金プランは、「5Gギガホ」と「5Gギガライト」の2種類が発表されました。
「5Gギガホ」はXi対応のギガホよりも500円高くなっただけです。
「5Gギガライト」はXi対応のギガライトと全く同じ料金プランになっているので、あまりデータ通信をしない場合には今までと同じ料金で利用することが可能です。
しかし、5Gサービスは高速・大容量データ通信ができるようになった分、データ通信量も4Gよりも大容量になります。
そのため、自分では大してデータ通信を行っていないような感覚だったのに、実は思ったよりもデータ通信を行っていて、今までのような低容量では全く容量が足りないという可能性がでてきます。
いくら料金プランが同じ金額でも、ギガライトの場合は、4Gでは1GBや2GBもあれば十分だったのに、5Gになったら7GB近く使うようになってしまって、月々の料金が高くなってしまうという可能性がありますよ。
セキュリティ面の不安
何度もお伝えしているように、5Gサービスは1度に多数接続が可能で大容量のデータ通信ができるようになるため、さまざまな機器がインターネットへ接続することができるようになります。
今までインターネット通信とは縁がなかったような機器もインターネット通信を利用することが増えるので、今までよりもずっとたくさんの機器とスマホを接続することになるはずです。
そうなると、悪質なウィルスが紛れ込んでいたり、位置情報が知られてしまったりする危険性も増えることになり、今までよりももっとずっと大きな危険性が出てくる問題があります。
セキュリティの対策は万全なものはありませんので、スマホを利用する一人ひとりが注意して利用しなくてはなりません。
5G対応のらくらくスマホが発売されるまで待つべきなのか?
解説してきたように、5Gサービスを利用することで今までよりももっと快適なインターネットサービスが利用することができて、新しい便利なコンテンツを気軽に利用することができるというのが5Gサービスのメリットとなります。
しかし、便利になる一方で、現時点ではエリアが狭すぎる、本体価格が高い、利用料が高くなる、セキュリティ面に不安があるといったデメリットもあることも事実です。
5G対応のらくらくスマホが登場すれば、8K動画が撮影できたり、もっと快適なデータ通信ができてかかりつけ医との連携ができるようになったり、スマホだけで自宅の家電も簡単に操作ができるなど、シニアにとっても5Gを使うメリットはたくさん考えられます。
ですが、5Gサービスのデメリットを考えると、今はまだ5Gのらくらくスマホの発売を待ってまで機種変更をしないでおくというところまではしなくてもいいのではないかなと思います。
Xi対応らくらくスマホに機種変更するメリット
Xiらくらくスマホのメリット
エリアが安定している
本体価格が5Gよりも安い
Xi対応のらくらくスマホに機種変更するメリットについて紹介していきます。
エリアが安定している
ドコモのXiサービス(4G)のエリアは、2017年度末には人口カバー率100パーセントを達成しています。
つまり、全国どこにいても快適なデータ通信ができて、データ通信の心配をする必要は全くありません。
5Gエリアは一部の地域でしか利用ができませんので、5Gスマホを購入してもしばらくは4Gエリアを利用することになります。
そのため、5Gスマホに機種変更するのは5Gエリアが全国各地に広がったあとでも遅いということはありません。
本体価格が5Gよりも安い
らくらくスマホme本体価格 | 41,184円 |
FOMAからの契約変更 | -10,000円 |
新規契約 | -15,000円 |
他社からののりかえ | -20,000円 |
現在ドコモで販売しているらくらくスマホmeの本体価格は、41,184円です。
先ほど解説したように、5Gスマホは安くても10万円でしたので、らくらくスマホmeなら半額以下で購入することができます。
さらに、FOMAからの契約変更や新規契約・のりかえなど手続き内容によって本体代金を割引くキャンペーンも行われているので、もっと安い価格で機種変更することも可能です。
できるだけ安くらくらくスマホに機種変更をしたいなら、5Gスマホよりも現在発売されているらくらくスマホmeに機種変更をした方がいいでしょう。
らくらくスマホに機種変更を検討しているなら5G対応らくらくスマホを待つ必要はない
ポイント
5G対応のらくらくスマホは2020年4月現在発売されていない
今後発売されるかは未定
5Gスマホに機種変更すると大容量・高速データ通信ができるようになって快適なインターネットサービスが利用できる
ただし、本体価格は高額になり、月々の料金も高くなる可能性がある
5Gサービスが全国各地で利用できるようになるにはまだ時間がかかる
5G対応のらくらくスマホは発売されないのか、発売されるまで機種変更は待つべきなのか5Gについて詳しく解説してきました。
結果、5G対応のらくらくスマホは現時点では発売される予定はありませんし、いつ発売されるかも未定です。
5Gのエリアが拡大するのもまだまだ時間がかかりますし、5Gスマホの本体価格は10万円を超えることが想定されるので、らくらくスマホに機種変更を検討しているなら、5G対応のらくらくスマホの発売を待たずに機種変更してしまうことをおすすめします。