
FOMA回線のらくらくホンやガラケーを利用している人は、2026年3月31日までにXi回線対応の機種に機種変更をしないと利用することができなくなってしまいます。
現在FOMA回線のケータイを使っている家族がいるという人は、そろそろ機種変更を検討しているという人が多くなっているのではないでしょうか。
その中でも、らくらくホンを利用している高齢者の機種変更の場合は、次回もスマホに機種変更ではなく今までと同じらくらくホンに買い換えたいと考えている人も多いはずです。
ドコモでXi回線のケータイを購入したら、料金プランはどうなるのか気になる人もいますよね。
現在ドコモのケータイが利用することができる料金プランは「ケータイプラン」という料金プランのみになっています。
ケータイプランとはどのようなプランなのか、ケータイプランについてくるデータ利用量を超えてしまったときはどうなるのかなど、ケータイプランについて詳しく解説していきます。
これからドコモのケータイに機種変更を検討している人はぜひ参考にしてくださいね。
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ドコモケータイプランの内容
ドコモのケータイプランは、ドコモのケータイを使っている人が利用することができる料金プランで、基本料金の中にはデータ通信料も含まれています。
月額料金(定期契約なし) | 1,370円 |
月額料金(定期契約あり) | 1,200円 |
利用可能データ量 | 100MB |
国内通話料 | 家族間:24時間通話無料 家族以外:30秒20円 |
SMS送信料 | 1回3円~(受信:無料) |
ケータイプランの月額基本料金は1,370円で、2年の定期契約を申込むと月額1,200円で利用することができ、データ利用量は100MBまで使うことができます。
通話料金は同一ファミリー割引グループ内の通話は24時間無料で利用することができ、それ以外へは一律30秒20円で加算されます。
旧プランケータイプランとの違い
現在のケータイプランは2019年10月1日~提供が開始された料金プランであり、それ以前のケータイプランとは2年間の定期契約について違いがあります。
2019年9月30日以前のケータイプランでは、2年定期契約を組まなかった場合の料金プランは月額2,700円になっていました。
2年定期契約を申込むことで、月額料金が1,500円も割引きになって現在のケータイプランと同額の月額1,200円で利用することが可能になります。
2019年10月1日~のケータイプラン | 2019年9月30日以前のケータイプラン | |
月額料金(定期契約なし) | 1,370円 | 2,700円 |
月額料金(定期契約あり) | 1,200円 | 1,200円 |
詳細ページ | こちら | こちら |
月額料金が1,500円も割引きなるので非常にお得だったのですが、2年毎の更新期間以外に解約や定期契約を廃止したりすると9,500円の解約金がかかるため、他社への乗り換えや解約時に高額な解約金がかかることがあり、利用者は思うように解約をしたりすることができないというデメリットがありました。
現在の2年定期契約では、2年毎にある3か月間の更新期間以外にドコモを解約または2年定期契約を廃止する場合には、1,000円の解約金がかかる代わりに月額基本料金から毎月170円を割引きという内容に変更になりました。
解約するときも解約金の負担が少なくなりましたし、定期契約を利用した場合としなかった場合の差額もあまり大きくならないようになったため、利用者が定期契約を申込むかどうか選択することができるようになっています。
電話をたくさんかける人は音声オプションを利用するとお得
音声オプション | 月額料金 | オプション内容 |
かけ放題オプション | 1,700円 | 国内通話が24時間かけ放題 |
5分通話無料オプション | 700円 | 5分以内の国内通話が無料 |
ケータイプランを利用している人が電話をたくさんかけるという場合には、料金プランとは別に「音声オプション」を申込みすると、通話料を安く抑えることができます。
ドコモの音声オプションには2種類があり、家族以外への通話が5分以上の長い通話が多いなら「かけ放題オプション」、5分以内の短い通話が多いなら「5分通話無料オプション」を利用すると、月額料金で電話をすることができてお得です。
ケータイプランで利用することができる割引・特典
ケータイプランで利用することができる割引サービスと特典は、以上の2種類のみとなります。
dカードお支払割は、毎月の支払い方法をドコモが発行するdカード/dカードGoldにすると、2年定期契約を申込みしなくても月額基本料金から170円を割引し、2年定期契約と同じ月額料金で利用することが可能になります。
ずっとドコモ特典は、毎年誕生月にdポイントクラブのステージランクに応じてdポイントが貰える特典です。
ケータイプランの場合は、dポイントクラブのステージが1stステージなら500ポイント、2ndステージは1,000ポイント、それ以上のランクなら1,200ポイントのdポイントが毎年貰えます。
みんな家族割+などの割引サービスは適用されない
家族でドコモを利用していると月額料金が安くなる「みんなドコモ割」や自宅のインターネット回線がドコモだと割引きされる「ドコモ光セット割」などの割引サービスは適用されません。
みんな家族割+やドコモ光セット割などはスマホ専用料金プランが対象の料金プランなので、ケータイプランでは対象外になっています。
したがって、ケータイプランの月額料金は1,200円よりも安くすることはできないということになります。
ただし、みんな家族割+のカウント対象には含まれますので、家族でみんな家族割+の対象料金プランを利用している人がいれば、その回線の割引額が増える可能性はあるので、家族のケータイ代金のトータルで考えれば安くなることも考えられます。
データ量100MBの目安
以前までのケータイ料金プランは、パケットパックなどの大容量パックを家族で分け合って利用することができていましたが、現在の料金プランでは大容量データ通信の料金プランは利用することができません。
ケータイプランについては毎月100MBまで利用することができますが、
はてな
その100MBで利用できるデータ量がどのくらいなのか?
という点が気になりますよね。
100MBのデータ利用量の目安はこちらになります。
インターネットサイトの閲覧 | 約300ページ |
テキストメール | 約20,000通 |
画像つきメール | 約1,000通 |
YouTube動画(480p画質の場合) | 約10分 |
インターネットサイトの閲覧やメールの送受信などなら、100MBもあれば1か月十分利用することが可能なほどの容量があります。
文字や画像くらいならあまり大きな通信量がかからずにデータ通信を行うことができます。
ただし、動画視聴となるとデータ通信量は大きく変わりますので注意が必要ですよ。
動画視聴では画質が高画質になればなるほどデータ量も大きくなるため、100MBではたったの数分で上限まで達してしまいます。
また、動画だけでなくオンラインゲームなどについてもデータ通信量が多くなります。
オンラインゲームは常にデータ通信をすることが必要になるため、動画視聴以上にデータ通信量が多くなってしまいます。
とはいえ、ガラケーでも動画視聴やゲームなどをすることはできますが、そういったサービスを利用する人のほとんどはスマホを利用すると思います。
メールを送ったりインターネットサイトの閲覧をしたり、ナビを利用したりするくらいなら100MBもあれば十分余裕をもって利用することは可能であるということが言えます。
余った通信量は繰り越すことができない
ケータイであまりデータ通信をしなかった月は、データ通信量が100MBまで到達せずに余ってしまうこともありますよね。
100MBのうち50MBしか利用しなかったから、翌月に50MBが繰り越せたら来月は150MBも利用することができるといいなと思いますよね。
残念ながら、ケータイプランでデータ通信量を100MBまで利用せずに余ってしまった場合は、余った通信量は翌月に繰り越すことはできません。
毎月100MBまで利用することができ、余った通信量は繰り越すことはできずに消滅してしまいます。
ケータイプランで利用できるデータ量100MBを超えるとどうなるの?
解説したとおり100MBもあれば1か月余裕で過ごすことはできますが、たまには動画を視聴したり、ゲームをしてしまったりすることもあるなら、100MBでは足りなくなってしまう時もあります。
はてな
100MBを超えてしまうとその月はインターネット通信ができなくなるの?
と思ってしまう人もいますが、ケータイプランで100MBを超過した場合は、翌月1日になるまでは速度が128kbpsまで低下して利用することになるだけで、100MBに到達したらその後はデータ通信を利用することができないというわけではありません。
データ通信速度が遅くはなりますが、100MBを超えたあともメールの送受信などは通常通り利用できますので、回線が止められるということにはなりません。
しかし、ドコモのXi回線の通信速度は下りが約168Mbps~299Mbps、上りが約23Mbps~45Mbpsであるため、速度が128kbpsまで下がるとかなり遅く感じるようになります。
通信速度が遅くなると、メールの送受信くらいでは気になることはないかもしれませんが、インターネットサイトの閲覧などについてはページが表示されるまでに時間がかかってしまって思うようにページを開くことができなくなってしまいます。
動画やゲームといった大容量データ通信が必要なものは、速度制限がかかっている状態では全く利用することができないということになります。
速度制限の状態では思うようにケータイを利用することができなくなってかなり不便に感じることになりますので、そういったときは速度制限を解除する方法をとることで100MBを超えても快適にデータ通信を行うことができるようになります。
Wi-Fiに接続してデータ通信を行う
100MBを超過してしまっても快適にデータ通信を行いたい場合は、自宅などで無線ルーターを利用してインターネット通信を行う、Wi-Fi接続なら速度制限がかかっていても高速データ通信が可能になります。。
Wi-Fi接続は、自宅だけでなく街角のカフェなどでは無料のWi-Fiを提供している場所もあるため、そういった場所でWi-Fi接続すればケータイプランで速度制限がかかっていても高速データ通信が行えます。
1GB追加オプション/スピードモードを利用してデータ利用量を追加する
Wi-Fi接続ができない場所でもいつでも高速データ通信を行いたい場合は、1GB追加オプションやスピードモードといったオプションサービスを申込むことで速度制限を解除することもできます。
1GB追加オプションでは1GBにつき1,000円で購入することができ、購入したら即時速度制限が解除されて快適にデータ通信が行えるようになります。
スピードモードは、事前に設定しておくことで設定した容量まで1GBずつデータ量を自動で追加してくれるオプションです。
データ通信に制限がかかったら自動で適用されるため、100MBを超えても速度制限がかからずにそのまま高速データ通信で利用することができます。
以上のように、ケータイプランで100MBのデータ容量を超過してしまっても、Wi-Fi接続で利用したり、1GBずつ追加で容量を購入することで速度制限を解除して利用することが可能になっています。
ドコモのケータイプランについてのまとめ
ポイント
- ケータイプランは月額1,200円で毎月100MBまで利用することができ、100MBを超過した場合は128kbpsまで速度が低下する
- 速度が低下してしまったら1GB追加オプションやスピードモードで1GBにつき1,000円を追加で支払うことで速度制限を解除することができる
- 100MBまで利用しなかった分は翌月には繰り越せない
ドコモのケータイプランでは毎月100MBまで利用することができ、メールの送受信やインターネットサイトの閲覧などなら1か月間余裕をもって利用することができます。
しかし、ケータイで動画を視聴したりゲームをしたりしてしまうと通信量が多くなってしまい、100MBを超過してしまうこともあります。
もしも超過してしまったら、データ容量を追加で容量を購入したりWi-Fi接続で利用することで速度制限を解除して利用することもできますし、速度制限されるだけなのでメールの送受信などはそのまま利用することも可能です。
以前のFOMA用ケータイプランよりも月額料金が安くお得に利用することができますので、そろそろ新しいらくらくホンへ機種変更を検討している人は、早めに機種変更をすることをおすすめします。