
高齢者の家族がいる人の中には、そろそろ高齢者のガラケーをスマホに買い替えようか検討している人も多いですよね。
でも、急にガラケーからスマホに買い替えたら電話をかけたり受けたりすることも戸惑ってしまうのではないか?
と心配になりますよね。
ガラケーとスマホでは操作方法が全く違いますので、慣れるまでは時間がかかる人もいるかもしれません。
そういった高齢者のスマホデビューで操作に不安がある人は、スマホと一緒に「ワンナンバーフォン」を購入することをおすすめします。
ワンナンバーフォンは電話とSMSしかできない端末で、スマホの電話番号を共有して利用するスマホの子機です。
ワンナンバーフォンがあればスマホに買い替えたときも今まで通り電話をかけたり受けたりすることができて便利ですよ。
それ以外にもワンナンバーフォンを高齢者に持たせるメリットがありますので、ワンナンバーフォンについて詳しく解説していきます。
ワンナンバーフォンとスマホをセットで利用したら月額料金がどのくらいになるのかも計算してみましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ドコモのワンナンバーフォンとは?
参照:ワンナンバーフォン
ドコモで発売されているワンナンバーフォンとは、簡単に言えばスマホ用の子機にあたります。
「ワンナンバーサービス」という契約をすることで、スマホの電話番号をワンナンバーフォンと共有することが可能。
スマホを持ち歩かなくてもワンナンバーフォンを持っていれば、スマホにかかってきた電話をワンナンバーフォンで受け取ったり、電話をかけたりすることができます。
ワンナンバーフォン自体には電話番号はないので、ワンナンバーフォンだけを単独で利用することはできません。
ワンナンバーフォンはスマホの子機になるので、親機であるスマホとセットで利用することが前提になっています。
ワンナンバーフォン対象機種
ワンナンバーフォンを利用することができる対象機種がこちらです。
iPhone | iPhone11Pro iPhone11ProMaxi iPhone11 iPhoneXSMax iPhoneXS iPhoneXR iPhoneX iPhone8/8plus iPhone7/7plus iPhone6s/6splus iPhone6/6plus iPhoneSE |
ドコモスマホ | 2016年5月以降に発売された端末 |
GooglePixel | GooglePixel3 GooglePixel3a GooglePixel3XL |
ドコモらくらくホン | らくらくスマホme |
ドコモのandroidスマホなら2016年5月以降に発売された端末なら利用することができます。
iPhoneについても2020年1月30日のソフトウェアアップデートで利用が可能になりました。
また、高齢者向けのスマホとして人気のある「らくらくスマホme」についてもワンナンバーフォンの対象機種になっています。
ワンナンバーフォンを高齢者に持たせるメリット
ワンナンバーフォンはらくらくスマホmeでも利用することができるため、高齢者がスマホと一緒に持つ場合にもメリットがあります。
ワンナンバーフォンを高齢者に持たせるメリットについて詳しく解説していきます。
ワンナンバーフォンでは電話とSMSしか利用することができない
ワンナンバーフォンのスペック一覧がこちらです。
本体サイズ | 高さ110mm×幅54mm×厚さ7mm |
重量 | 55g |
ディスプレイ | 1.5インチ |
音声通話の発着信 | 〇 |
SMS送受信 | 〇 |
防水性能 | IPX2 |
VoLTE | 〇 |
カメラ | ― |
おサイフケータイ | ― |
インターネット通信 | ― |
ワンナンバーフォンのスペックを見てみると、カメラ機能やおサイフケータイ、インターネット通信の機能はありません。
音声通話とSMSしか利用することができない端末になっています。
余計な機能は一切ついていないので、家族や友人に電話さえかけることができればいいという高齢者にはピッタリな端末です。
高齢者がガラケーからスマホに買い替えてすぐのときは、今までと操作が変わってしまうために電話をかけるのも受けるのも戸惑ってしまうということがよくあります。
そんな時にワンナンバーフォンを利用すれば、スマホにかかってきた電話をワンナンバーフォンで受けとることができるのです。
ワンナンバーフォンの使い方は従来のガラケーそのもの。
今までのガラケーのようにボタンを押して電話を受けることができますし、電話をかけるときの操作も同じです。
スマホの操作に慣れるまでワンナンバーフォンで電話をかけたり受けたりすることで、緊急の電話のときも安心して利用することができますよ。
操作がガラケーと同じだから使いやすい
ワンナンバーフォンの見た目はガラケーや自宅の電話の子機にそっくりなデザインになっていますが、操作方法についてもガラケーと同じになっています。
ボタンの配置などもガラケーと全く同じ。
先ほど解説したようにスマホの操作になれていない人でもガラケーと同じ操作で簡単に使うことが可能です。
動画などを楽しむときはスマホを使い、電話をするときは使い慣れたガラケーを利用する。
スマホとがガラケーのそれぞれのいいところを使い分けて利用することができますよ。
本体が軽くて小さいから近所へ出かけるときも持って行きやすい
ワンナンバーフォンの本体サイズは高さ110mm、幅54mmのコンパクトサイズの端末です。
胸ポケットなどにもすっぽり収まるくらいの小ささで本体の重さも55gしかありませんので、持って歩くのに邪魔になることがありません。
最近のスマホはサイズが大きいものが多いので、高齢者が近所に散歩に行ったりするときに邪魔になってしまってついつい置いて行ってしまうことも…
しかし、ワンナンバーフォンならポケットに入れても邪魔にならないので、いつでも持ち歩くことができます。
ワンナンバーフォンは首から下げることができるストラップホールもあります。
持ち歩くのを忘れてしまうような高齢者なら、首から下げてから胸ポケットに入れておくと置き忘れなども防止することができて便利ですよ。
逆にワンナンバーフォンは常に外出時のバックに入れておいて、日常はスマホを利用する。
このような方法であればスマホを忘れてしまったときもワンナンバーフォンで電話をすることができるようになります。
旅行の時もワンナンバーフォンだけを持って荷物を少なくして出かけるのも便利で使いやすいですよ。
プライオリティ着信機能搭載で家族からの電話のみ受けとることができる
ワンナンバーフォンでは、重要な宛先だけを設定して着信させることができる機能のプライオリティ着信機能が搭載されています。
病院や家族からの電話だけを受けとるように設定しておけば、ワンナンバーフォンが鳴っているときは家族や病院からの電話だとすぐに分かるようになります。
それ以外からの電話は鳴らないようにしておくことで、旅行や外出時などの電話で邪魔されたくない時などに役立ちます。
VoLTE対応だから通話品質が高い
ワンナンバーフォンはVoLTEに対応。
通話品質はスマホと同じでクリアで聞き取りやすい音質で通話をすることができます。
ガラケーよりも通話品質が良くなり、声も肉声に近い声で聞き取ることができ人の耳で聞こえる範囲を広くカバー。
今まで聞き取りづらかった高音や低音の声もしっかりと聞き取れます。
ドコモワンナンバーフォンの価格
ドコモのナンバーフォンの本体端末代や契約した場合の月額料金のイメージも見ていきましょう。
本体価格は今だけ4,900円
公式:ドコモオンラインショップ
本体価格:9,900円
ワンナンバーフォンの本体価格は9,900円で一括で購入します。
現在オンラインショップではワンナンバーフォンの購入キャンペーンを行っていて、通常価格から5,000円割引の4,900円で購入することができます。
半額以下で購入することができるので、キャンペーン開催中に購入することをおすすめします。
月額料金は500円
月額料金 | 500円 |
登録手数料 | 1回につき500円 |
申込み | 必要 |
ワンナンバーフォンを利用する場合は、ワンナンバーサービスというオプションサービスを契約する必要があります。
ワンナンバーサービスは月額500円で利用することができます。
どのスマホの子機として利用するのか対象のスマホを登録する手続きが必要になり、登録手数料は1回につき500円がかかります。
また、ワンナンバーサービスを利用することができるのは、対象料金プランを利用しているスマホだけです。
対象料金プラン
- ギガホ
- ギガライト
- カケホーダイプラン(スマホ/タブ)
- カケホーダイライトプラン(スマホ/タブ)
- シンプルプラン(スマホ)
対象料金プラン以外を利用している場合は、料金プランを変更することでワンナンバーサービスを利用することが可能です。
「ワンナンバーフォン」と「らくらくスマホ」を利用する場合の月額料金の目安
ワンナンバーフォンとらくらくスマホをセットで購入してスマホデビューをした場合を考えてみましょう。
料金プランはギガライトとギガホの2種類から選ぶことができます。
それぞれの料金プランでの音声通話は、家族以外へは一律30秒20円が加算。
家族以外へたくさん通話をする場合は別途通話オプションを利用することで通話料金を安くすることができます。
通話オプション | 月額料金 | オプション内容 |
5分通話無料オプション | 700円 | 5分以内の通話が無料 |
かけ放題オプション | 1,700円 | 24時間通話が無料 |
高齢者で電話をたくさんかけるという人がスマホと一緒にワンナンバーフォンを購入してスマホデビューすると、どのくらいの維持費で利用することができるのか目安を計算してみました。
通話オプション:5分通話無料オプション(月額700円)を利用した場合
料金プラン | ギガライト | ギガホ | |||||
月額料金 | ~1GB | ~3GB | ~5GB | ~7GB | 30GB | ||
2,980円 | 3,980円 | 4,980円 | 5,980円 | 6,980円 | |||
ワンナンバーサービス月額料金 | 500円 | ||||||
通話オプション | 700円 | ||||||
はじめてスマホ割 | -1,000円 | ||||||
おしゃべり割60 | -700円 | ||||||
みんなドコモ割 | -1,000円 | ||||||
ドコモ光セット割 | ― | -500円 | -1,000円 | ||||
ギガホ割 | ― | -1,000円 | |||||
合計 | 1,480円 | 1,980円 | 2,480円 | 3,480円 | 3,480円 |
料金プランをギガライトで契約した場合、ギガライトではデータ通信量が最大7GBまで利用することができ、データ利用量に応じて定額料金が設定されています。
スマホに買い換えても主な利用は音声通話だという場合なら、ギガライトの月額料金は2,980円。
5分以内の短い通話が多い場合は月額700円の5分通話無料オプションを利用することで、通話料金を安く抑えることができます。
ワンナンバーフォンを利用する場合は、この月額料金に500円が追加されますので合計の月額料金は4,180円ということになります。
ガラケーから初めてらくらくスマホに買い替えた場合は、
12か月間基本料金を1,000円割引くはじめてスマホ割
60歳以上で通話オプションを利用するときに12か月間通話オプション料金を700円割引するおしゃべり割60
が適用になります。
さらに、家族でドコモを利用している場合は「みんなドコモ割」が適用。
2人なら月額500円
3人以上で1,000円
を割引くことができるので、ギガライトで1GB以下の利用量だった場合は月額1,480円で利用することが可能になります。
ワンナンバーフォンを利用して5分以内の通話を無料にしても1,480円で利用することができるのでガラケーを利用しているときよりもお得ですよね。
データ通信量が30GBのギガホを契約した場合でも、各割引サービスが適用になることで月額3,480円で利用することができます。
動画やゲームやスマホを使って、通話はワンナンバーフォンで利用すれば動画を見ながら通話もすることもできて便利ですよ。
通話オプション:かけ放題オプション(月額1,700円)
料金プラン | ギガライト | ギガホ | |||||
月額料金 | ~1GB | ~3GB | ~5GB | ~7GB | 30GB | ||
2,980円 | 3,980円 | 4,980円 | 5,980円 | 6,980円 | |||
ワンナンバーサービス月額料金 | 500円 | ||||||
通話オプション | 1,700円 | ||||||
はじめてスマホ割 | -1,000円 | ||||||
おしゃべり割60 | -700円 | ||||||
みんなドコモ割 | -1,000円 | ||||||
ドコモ光セット割 | ― | -500円 | -1,000円 | ||||
ギガホ割 | ― | -1,000円 | |||||
合計 | 2,480円 | 2,980円 | 3,480円 | 4,480円 | 4,480円 |
通話オプションが24時間無料で使い放題になる「かけ放題オプション」を利用した場合は月額1,700円。
ギガライトなら最安値2,480円で家族以外にも24時間通話無料で利用することができるようになります。
ギガホの場合も30GBまでたっぷりデータ通信をすることができて、通話も無料で利用することができるので、4,480円の定額料金で利用することが可能です。
ワンナンバーフォンとらくらくスマホの組み合わせはメリットがある
ワンナンバーフォンは月額500円の料金でらくらくスマホやiPhone、ドコモスマホなどと利用。
スマホの電話番号をワンナンバーフォンでも共有することができます。
ワンナンバーフォンは操作がガラケーと全く同じで使いやすく、電話とSMSしか利用することができないません。
スマホに慣れていない高齢者がスマホと一緒に持つことで、スマホにしてすぐでも電話をかけたりすることが簡単に行えます。
スマホで動画を見ながら電話をかけたりすることもできるメリットでしょう。
コンパクトな端末なので、ポケットやバックに入れておけば邪魔にもならずに便利ですよ。
ワンナンバーフォンと一緒にスマホデビューしても、毎月の利用料はさまざまな割引サービスで安く抑えることができます。
スマホデビューして操作に慣れるまでは、ワンナンバーフォンも一緒に購入することを検討してみてはいかがでしょうか。
ドコモワンナンバーフォンを高齢者が持つメリットのまとめ
ワンナンバーフォンまとめ
- ワンナンバーフォンは月額500円でスマホと電話番号を共有することができる
- スマホを自宅に置いたまま外出してもワンナンバーフォンで電話を受けたりかけたりすることができる
- スマホの操作が分からなくてもワンナンバーフォンで簡単に電話をかけることができる

