ドコモでは2017年の時点でFOMAガラケーの生産を終了しており、2019年現在では、FOMA契約の新規受付や販売を終了しています。
2026年3月31日にドコモのFOMAのサービス提供を終了することが決まっています。




FOMA回線のガラケーを利用している人はまだまだたくさんいますよね。
はてな
・FOMAのサービスが終了したら使っていたFOMA端末はどうなるの?
・実際のところいつまでFOMAは利用できるの?機種変更しなければならないの?
・FOMAからスマホに買いかえたらお得になる?
など、FOMAガラケーがいつまで使うことができるのか、詳しい情報が知りたいという人もいれば、スマホに買いかえたら毎月の料金がどのくらいになるのかが知りたい、という人もいると思います。
今回は、ドコモのFOMAガラケーがいつまで利用することができるのか、使えなくなる前に機種変更はしなくてはならないのか?などFOMAについて詳しく解説していきます。
また、FOMAガラケーからスマホに買いかえた場合、毎月の利用料金がどのくらいになるのかについてもまとめましたので、FOMAガラケーをまだ使っている家族がいて、買いかえた後どうなるのかが知りたいという人はぜひ最後までチェックしていってくださいね。
ドコモはFOMA回線(3G)の提供を2026年3月31日終了
ドコモでは第3世代の通信方式であるFOMAの提供を終了するとドコモの社長が発表しています。
具体的な日にちまでは明言されていませんが、2020年中頃を目処にということなので、2025年前後にはFOMA回線のサービス提供が終わってしまうということになりそうです。
ポイント
2026年3月31日をもってドコモはFOMAのサービス提供を終了することを正式に発表しました。
あと5年程度しか時間はありませんので、現在FOMA回線のガラケーを利用しているドコモユーザーは早めに新しい機種に買いかえる必要が出てきています。
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FOMAとXiの違いって何?今契約しているらくらくホンがFOMAか確認する方法を紹介
ドコモのFOMAが終了するとできなくなること
注意ポイント
・サービス提供までに機種を買い替えなければ自動的に解約
・FOMA回線の携帯電話は圏外になる
・発着信もできない
・メールも送受信できない
・インターネットに繋がらない
FOMAの提供が終了すると、どんなことができなくなるのでしょうか?
FOMAが終了した場合にどうなるのかは、FOMAの前の世代であるmovaが終了したときを参考にすれば予想することができます。
FOMAの一つ前の世代のmova(2G)は2012年3月31日24時を持ってサービスを終了しました。
3月31日の24時を持ってmova回線のままだった回線は自動的に解約ということになりました。
解約されてしまってサービスが終了しているので、携帯電話で電波を拾うことはできずにずっと圏外になります。
当然ですが、発着信もできなければメールを送受信することもできませんし、インターネットを利用することもできません。
FOMAでも同じようなことになるでしょう。
movaの時はサービスが終了する1か月前でも約34万件超のmova契約があり、駆け込みで機種を買い替えた人も非常に多く、混乱の原因にもなりました。
特に年配の人は、サービスが終了したことが分からず、急にケータイが使えなくなってしまって困ってしまったという人もいました。
そのため、混乱を避けるためにもドコモではできるだけ早めにFOMAからLTE対応の4G回線端末へ、買いかえを促しているという状況になっています。
現在のFOMAガラケーの状況
2019年10月現在では、FOMAガラケーの製造、販売はすでに終了していますので、今から新たにFOMAで契約をしようとすることはできません。
ちなみに、ドコモではドコモケータイとしてFOMAガラケーのような外見のケータイを販売していますが、FOMA回線ではなく、4G対応のケータイになっているので、現在販売されているドコモケータイは、FOMA回線終了後も利用することができます。
ドコモのFOMAガラケーは修理対応も順次終了しています。
なので、FOMAガラケーが壊れて電源が入らないという状況になったら買いかえしか方法はありませんが、電源が入らなければデータを移し替えることもできない場合が多いので、大切な電話帳や写真データなどが消滅してしまう可能性があります。
そういったことにならないように早めに買いかえをするべきですよね。
ドコモのFOMAガラケーから機種変更を検討する必要性
解説してきたように、現在FOMA回線を利用しているユーザーは、このままでは利用することができなくなってしまいます。
解決する方法はただ一つ、スマホへ買いかえることだけです。
スマホに買いかえた場合は、ドコモの料金プランもスマホ専用の料金プランに変更する必要があります。
・ギガホ
・ギガライト
現在ドコモで提供している料金プランはシンプルに2つしかありません。
スマホへ機種変更するという選択肢
「ギガホ」は、データ利用量が30GBまで使える7,150円の定額サービスです。
スマホでたくさんアプリを利用したり動画を視聴したりする場合は、データ通信をたくさんする必要があるため、データ利用量が多い定額サービスを契約する必要があります。
「ギガホ」はデータ通信の定額サービスのため、通話については30秒20円で利用料金に加算されます。
通話をたくさんしたい場合は、音声オプションとして月額1,700円で国内通話が24時間かけ放題になるかけ放題オプションか、月額700円で5分以内の国内通話が無料になる5分通話無料オプションに加入するとお得に通話をすることができますよ。
ギガホ | 7,150円 |
2年定期契約またはdカードお支払割 | 6,980円 |
はじめてスマホ割 | -1,000円 |
みんなドコモ割(3回線以上) | -1,000円 |
ドコモ光セット割 | -1,000円 |
ギガホ割 | -1,000円 |
合計 | 2,980円 |
「ギガホ」の場合は、全部で4つの割引きサービスを併用することができるため、最大4,000円も月額料金を割引きすることができます。
そのため、すべての割引きサービスが適用されると、たったの2,980円で30GBもデータ通信を行うことが可能です。
「ギガライト」はデータ通信をあまり利用しないという人向けの料金プランです。
データ容量は最大7GBまでで、0GBから7GBまでの間で定額料金が4ステップにわかれているので、利用したデータ通信に応じた定額料金を支払うようになっています。
「ギガホ」と同じように、音声通話は30秒20円で加算されるので、必要があればオプションでかけ放題オプションを申し込みます。
ギガライト | ~1GB 3,150円 | ~3GB 4,150円 | ~5GB 5,150円 | ~7GB 6,150円 |
2年定期契約またはdカードお支払割 | 2,980円 | 3,980円 | 4,980円 | 5,980円 |
はじめてスマホ割 | -1,000円 | -1,000円 | -1,000円 | -1,000円 |
みんなドコモ割(3回線以上) | -1,000円 | -1,000円 | -1,000円 | -1,000円 |
ドコモ光セット割 | - | -500円 | -1,000円 | -1,000円 |
合計 | 980円 | 1,480円 | 1,980円 | 2,980円 |
ギガライトは、全部で3つの割引きサービスを併用することができるため、最大で3,000円割引かれるため、最安値で980円からスマホを利用することができます。
ドコモのFOMAガラケーからスマホへ機種変更すると適応される割引きサービス
ポイント
・はじめてスマホ割
・みんなドコモ割
・dカードお支払割
・ずっとドコモ特典
・ギガホ割
・ドコモ光セット割
・スマホおかえしプログラム
ドコモではFOMAからスマホへ買いかえて新料金プランを契約すると、「ギガホ」「ギガライト」で紹介したようにさまざまな割引きサービスや特典、購入サポートを提供しているため、お得に最新スマホに買いかえることができますよ。
それぞれの割引きサービスについて解説していきましょう。
はじめてスマホ割
まずは、ケータイからスマホに買いかえる人だけが受けることができる割引きサービスの、「はじめてスマホ割」についてです。
「はじめてスマホ割」は、ケータイからスマホに買いかえた人が「ギガホ」か「ギガライト」の料金プランを利用すると、最大12か月利用料から1,000円が割引きされるサービスです。
条件は、ケータイ端末を18か月以上利用していることなどがありますが、現在FOMA回線を利用している人は間違いなく対象になります。
スマホに買いかえて、料金プランを「ギガホ」か「ギガライト」にするだけで、1,000円の割引きを受けることができますよ。
みんなドコモ割
「みんなドコモ割」は、ファミリー割引きグループの中で対象の料金プランを利用している回線数に応じて、「ギガホ」「ギガライト」の月額利用料が割引きになるサービスです。
回線数が2回線の場合は月額500円の割引き、3回線以上の場合は月額1,000円がずっと割引かれます。
カウントの対象になる料金プランは、旧料金プランやFOMA料金プランも対象になっていますが、料金プランを「ギガホ」または「ギガライト」にしなければ割引きを受けることはできません。
FOMAからスマホに買いかえて、「ギガホ」か「ギガライト」のどちらかの料金プランを選択すれば、割引きの対象となることができて、ずっと割引きが続くのでとてもお得なサービスです。
dカードお支払割
「dカードお支払割」は10月から新たに開始された割引きサービスで、対象の料金プランを利用していて、毎月の支払いをdカードからの支払いにすると利用料から毎月170円が割引きされます。
対象料金プランは、「ギガホ」「ギガライト」「ケータイプラン」のいずれかが対象になっています。
この割引きサービスが適用されると、ドコモで2年定期契約を組まなくても2年定期契約をしたときと同じ料金で毎月利用することができるようになります。
そのため、2年という縛りもなくなり、解約金1,000円という支払いも一切不要にすることができるお得なサービスです。
ずっとドコモ特典
「ずっとドコモ特典」は、利用料金の割引きサービスではありませんが、契約年数やdポイント獲得数に応じてステージが分かれていて、そのステージごとに毎年誕生月にdポイントを貰うことができます。
利用年数 | ギガホ・ギガライト | ケータイプラン | |
プラチナステージ | 15年以上 | 3,000ポイント | 1,200ポイント |
4thステージ | 10年以上 | 2,000ポイント | 1,200ポイント |
3rdステージ | 8年以上 | 1,500ポイント | 1,200ポイント |
2ndステージ | 4年以上 | 1,000ポイント | 1,000ポイント |
1stステージ | 4年未満 | 500ポイント | 500ポイント |
FOMAを利用している人の中には、ずっと前からドコモを利用している人も多くいるはずです。
スマホに買いかえるだけで毎年3,000ポイント貰えることになるかもしれませんので、利用年数が長い人ほどお得になる特典です。
ギガホ割
「ギガホ割」は、新料金プランでも「ギガホ」のみに利用できる割引きサービスになっています。
新料金プランの「ギガホ」と「ギガライト」はスマホ専用の料金プランですので、現在ドコモでスマホを購入するなら料金プランは「ギガホ」か「ギガライト」のどちらかしかありません。
その中で「ギガホ」でスマホを契約する場合は、最大6か月間基本料金が1,000円割引きになります。
ドコモ光セット割
「ドコモ光セット割」は、自宅の固定電話やインターネットをドコモで契約している場合に、ドコモ光を契約している契約者のファミリー割引きグループの中で、対象の料金プランを利用している回線がそれぞれ最大で1,000円割引かれます。
対象プランは旧プランも含まれていますが、これからスマホに買いかえる場合は、旧プランを利用することができませんので、割引き額の解説は「ギガホ」または「ギガライト」を契約していた場合に限定させていただきますね。
ギガホの場合は、毎月1,000円が割引かれて、ギガライトの場合は、データ利用量に応じて500円が割引き、または1,000円が割引かれます。
スマホおかえしプログラム
「スマホおかえしプログラム」は、スマホを購入する場合に利用することができる購入サポートです。
スマホの端末代金は約20,000円~150,000円ほどになっているので、毎月の支払いと合わせて分割で支払うことが可能になっています。
対象の機種を購入する場合は、分割で購入するときに「スマホおかえしプログラム」を利用することができます。
「スマホおかえしプログラム」は、36回の分割で購入して25か月目以降にドコモにスマホを返却すると、残りの分割金の支払いが不要になります。
最新のスマホを分割支払いが終わる前に買いかえたい、という人などにおすすめのサポートです。
例えば、シンプルな操作で使いやすいと人気のiPhone11を購入する場合は、iPhone11の端末代金は64GBで87,120円になっていますが、36回の分割だと月々2,420円の負担です。
2,420円を24回支払い、その後iPhone11をドコモに返却すると残りの分割金の支払いは不要になるので、実質58,080円で購入したということになりますよね。
FOMAガラケーが終了するまでに機種変更も視野にいれよう!
ポイント
・FOMAは2026年3月31日終了
・FOMAサービスが終了すると、FOMAは利用できなくなり自動的に解約になってしまう
・FOMAからスマホに買いかえるとお得なサービスがたくさんある
FOMAガラケーがいつまで使えるのかについて解説してきました。
今のところ、いつまでという明確な日時は発表されていませんが、FOMA端末の販売終了や修理受付終了など、FOMA回線の提供終了に向けてさまざまなFOMAサービスの終了が始まっています。
近い将来FOMAが利用できなくなることは間違いありませんので、家族でまだFOMAのガラケーを利用している人がいるという人は、早めにスマホに買いかえてあげることをおすすめします。
ドコモならケータイからスマホに買いかえる場合は、ここで解説してきたようにたくさんの割引きサービスや特典、サポートでお得にスマホを購入することができるようになっているので、ぜひお得に買いかえができる今のうちにスマホの購入を検討してみてくださいね。