2020年12月に発表されたNTTドコモの新料金プラン「ahamo」。
まもなく提供開始されます。発表当時はネット上で「のりかえたい」と好感を持った方が目立ちましたが、ahamoは全ての方に最適なプランと言えるのでしょうか。
今回は高齢の方がahamoにするメリットについて考えてみました。
参考にしてみてくださいね。
ahamoでは現在3つの機種しか取り扱いがありませんので、もしプラン変更を考えている方は事前にドコモの公式ページを確認してきましょう。
ahamo(アハモ)とは?
ahamo(アハモ)は、NTTドコモが発表した2021年3月26日から提供開始となる新料金プランです。
新規契約の事務手数料やMNP転出手数料、分かりづらい割引条件を出来る限り無くしたシンプルなプランです。
月間4G/5Gのデータ容量を20GB利用でき、5分以内の国内通話が無料(5分超過後30秒20円)となるプランで月額2,700円(税抜)です。
データ容量は1GB500円で追加購入することができ、電話かけ放題のオプションも月額1,000円で契約することが可能。
これまで利用していたキャリアメールは利用できなくなります。
月額料金 | 2,700円(税抜) |
月間データ通信量 | 20GB |
通話 | 5分かけ放題:無料(5分超過後20円/30秒) かけ放題オプション+1,000円(税抜) |
5G通信 | 可能 |
データ購入 | 1GB 500円(税抜) |
契約期間 | なし |
契約解除料金 | なし |
事務手数料 | なし |
海外利用 | 可能※15日を超えて海外で利用される場合は速度制限がかかります |
契約は20歳以上
ahamoの契約は20歳以上となりますが、20歳未満も親権者が契約者となり未成年を利用者登録すれば契約可能です。
新規契約はオンライン手続きのみとなり.契約後の契約内容変更も専用アプリから行うことになります。さらに、操作方法やサービスについてのサポートもオンラインを通しての対応となります。
残念ながら店頭でのサービスは受けることができません。
対象機種
ahamoの対象機種はiPhoneはiPhone 6s以降、Androidスマホは72機種ほど対応します。
3月26日のサービス開始日からは、iPhone 11とGalaxy S20 5GとXperia 1 Ⅱの3機種がahamo公式サイトで購入可能です 。
動作確認機種はこちらから確認可能です。
auやソフトバンク、楽天モバイルの他社の機種は動作確認一覧表で公開されていますが、一部の機種ではネットワークサービスの設定ができなかったり5G周波数に対応できないモデルもあります。
また、ahamo契約者はドコモの契約とは異なるため、ドコモの機種でも使えないものがあります。使える機種が限られていると言うことですね。
ahamoで購入した機種については、故障したときの補償サービス「ケータイ補償サービス」対象となります。
ahamo特典
ahamoで契約する携帯電話番号をdカードの利用携帯電話番号として登録し、ahamoの利用料金もdカードで引き落とし設定をすると月間データ容量が1GB〜5GB増量します。
さらにdカード GOLD保有者は、カードにahamoの携帯電話番号を登録すると毎月ahamo利用料金100円につき10%のdポイントが進呈されます。
ahamo高齢者が契約するメリット
ahamoは、新型コロナウイルスによって進んだリモート化社会を意識したプランです。
仕事も買い物もオンライン上でできるようになり、これまでの当たり前からニューノーマルへ変化しています。
デジタルに強い世代(若年層)をターゲットにahamoは提供される予定ですが、高齢の方でも機械に詳しい方や好きな方はいると思います。
自分で理解・納得して契約し、毎月の携帯電話利用料金が安くなるのであればそれ以上に嬉しいことはないでしょう。
多くのシニア層が「携帯の手続きは難しい」と店頭に足を運ぶ中、シニア層でガジェット系に詳しい方なら以下のようなメリットがあります。
料金プランがシンプル
スマホで20GBも通信が利用できて3,000円以下の料金であれば、それが最大のメリットです。
家族割引も関係なくなるため、自分一人だけがahamoでも料金は変わりません。
自宅にWi-Fi環境が整っていない方は大容量プランが必要ですし、料金プランの内容も分かりやすくて魅力的です。
ahamoは4Gだけでなく5Gにも対応しているため、新機種が好きな方や最新を求めるシニアの方であれば嬉しいでしょう。
手続きが全てオンライン上で完結する
携帯電話の手続きと言えばショップに行ってスタッフの方に行ってもらうのが一般的ですが、シニアの方の中には「ショップに行くことに抵抗がある」や「待ち時間があるので行きたくない」と言う方もいるでしょう。
自分でオンラインで手続きができるのであれば、自宅で新規契約から契約内容変更まで行えた方が手間がかからないのではないでしょうか。
手数料が一切かからない
携帯電話を新規契約や機種変更、MNPをするときに必ずかかっていた手数料。
ahamoではその手数料が一切かからなくなります。
いつ解約しても手数料がかからないので、乗り換えの自由が利きます。
シニア層の方でも自分1人でオンライン上から手続きをするだけで、手数料がかからなければとてもお得ですよね。
ahamo高齢者(シニア層)には不向き
上記で紹介した高齢者がahamoを契約するメリットとして、携帯電話や料金プランに詳しい方であればahamoの恩恵を受けることができることが分かりましたが、実際にはそのような方はほんの僅かしかおらずほとんどの方はスマホについて分からないので店頭に足を運ぶこととなります。
そのことから、高齢者の方にはahamoは不向きだと言えます。
スマートフォンを自分で使いこなし料金プランを把握している方をターゲットにしているプランなので、対面での案内や親切なサポートを受けられないahamoは高齢の方には向いていません。
さらにキャリアメールも無くなってしまうため、現在も連絡をキャリアメールでとっている年配層は多いので、そうした方にも不向きです。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
CMで安い料金プランが放送されているととても魅力的に見えますが、実際内容を見てみると自分に合っているか合っていないかが分かります。
ahamoだけでなくauやソフトバンク.楽天モバイルが提供する同様のプランも同じです。
ahamoが気になり、店頭にahamoについて聞きに行く方は残念ながらahamoには向いていないでしょう。向いている方は、自分でahamoを調べて自分で申し込みできる方のようです。